思い煩いからの解放
- 倉智 崇司

- 12月5日
- 読了時間: 2分
聖書の中で、イエス様は、「思い煩うな」と言っています。
「わたしはあなたがたに言います。何を食べようか何を飲もうかと、自分のいのちのことで心配したり、何を着ようかと、自分のからだのことで心配したりするのはやめなさい。」
マタイの福音書6:25
皆さんはどんな点で、心配したり、思い煩いを抱きやすいでしょうか?
心理学者マズローによる「欲求5段階説」というのがあります。人間の欲求は段階的に発展するという考え方です。
第1段階:生理的欲求)
食事、睡眠、排泄など、生命を維持するための欲求。
第2段階:安全欲求)
身体的・経済的・心理的な安全や安定を求める欲求。
第3段階:所属・仲間欲求)
家族・友人・集団に属したい、愛されたいという欲求。
第4段階:承認欲求)
他者から認められたい、自尊心を満たしたいという欲求。
第5段階:自己実現欲求)
自分の可能性を最大限に発揮したいという欲求。
マズローは、人間が生理的欲求から満たされていき、最後に自己実現の段階に到達するということを語っています。
これによると、生理的欲求が満たされていない人は、自己実現をしようとはあまり思わないということです。
2000年前、イエス様の周りでは、多くの人が食べ物に困っていました。しかし現代、私達の多くは、その上にある欲求を満たすために、思い煩います。
失敗を恐れる人は安全欲求に拘っているかもしれませんし、周囲の目を気にして生きる傾向が強い方は、所属・仲間欲求かもしれません。
皆さんは、今、どの段階の欲求を強く求めやすいでしょうか?その欲求が満たされない時、私達は思い煩います。
特に日本人の場合、通常、所属・仲間欲求で思い煩いを抱きやすく、仕事では、安全欲求に思い煩いを抱きやすいというデータがあります。
いずれにせよ、欲求を満たすこと自体が悪いのではなく、欲求を自己中心的に満たそうとしたり、1つの欲求に執着しすぎる時、偶像礼拝をしています。
皆さんは、この欲求をイエス様によって満たすという方向性を取っているでしょうか?
神の御心に目を向けて、神と共に歩むことができるようにお祈りします!

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